この記事では、ファンドについて少し詳しく掘り下げて行こうと思います。
ファンドが何をしているのか、大枠イメージがついていると読みやすいかと思いますので、まずはこちらの記事を読んで頂くといいかもしれません。

ファインドエッジ|投資ファンドとは何なのか。

 

ファンドの種類

ファンドには様々な種類がありますが、今回はその中で代表的なものを紹介していきます。

ヘッジファンド

ウィキペディアにはこう書いてあります。

金融派生商品など複数の金融商品に分散化させて、高い運用収益を得ようとする代替投資の一つ。 投資信託そのもののみならず、投資信託を運用する基金や組織を指すこともある。 ヘッジファンドも機関投資家の一種である。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%83%E3%82%B8%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%89

つまりヘッジファンドとは、資産運用のプロが様々な金融商品・投資商材・手法を用いて利益を追求する投機的なファンド。というものになります。

アクティビストファンド(アクティビティファンド)

野村証券公式サイトでは下記のように記載されています。

一定以上の保有株式を裏付けに企業経営者に対して増配や自社株買いなどの株主還元の要求や、株主総会における議決権行使などを積極的に行う投資ファンドで、物言う株主とも呼ばれる。

https://www.nomura.co.jp/terms/japan/a/A02287.html

簡潔にいうと、投資家から集めた資金を使い上場企業の株式に投資をして株主になります。
株主になったところで経営に口出しをして企業価値を高めたところで売り抜けるという方法です。

ベンチャーキャピタル

ウィキペディアにはこう書いてあります。

ベンチャーキャピタルは、未上場企業に投資し、投資した企業を上場(株式公開)させたり、他のファンド等に転売して利益を得る。その他に、ファンドの運用報酬も収益源となる。彼らは投資金額の3倍、5倍、10倍といったリターンをターゲットしており、ハイリスクハイリターンを信条とする、アグレッシブな投資ファンドであると言える。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%94%E3%82%BF%E3%83%AB

アクティビストファンドに近いですが上場企業と未上場企業との違いはありますね。
そういう意味でのハイリスクハイリターンということです。

 

バイアウトファンド

バイアウトファンドとは、投資家から集めた資金をもとに、成熟した企業を対象とし過半数の議決権(株式)を取得して企業または事業部門の買収を行うことで企業の経営に関与し、株式価値を向上させてから株式を売却することによって投資家に利益を還元することを目的とするファンドのことです。

TOB(テイクオーバービット)やMBO(マネジメントバイアウト)、MBI(マネジメントバイイン)などの手法を駆使しています。
MBOとは企業の経営陣がファンドと組んで株式を買い取り、経営権を握る手法で、非公開化を行うケースが多いです。
MBIは企業を買収したファンドが外部から経営陣を送り込み、実権を握るという手法です。

参考URL:https://www.nomura.co.jp/terms/japan/ha/buy-out-fund.html

 

企業再生ファンド

再生ファンドとは経営破綻・不振企業の株式を安値で買い取り、経営を立て直して企業価値を回復させるあるいは高めた後に高値で売却して利益を得る手法です。
特徴として収益率は高いものの、企業の立て直しに時間がかかる、再生ができない可能性が高くリスクが大きいと言う点です。

参考URL:https://kotobank.jp/word/%E4%BC%81%E6%A5%AD%E5%86%8D%E7%94%9F%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%89-184210

 

不動産投資ファンド

不動産投資ファンドとは投資家から集めた資金や金融機関からの借入を原資にして不動産を購入し、賃貸収入・売却益を得てそれを配当金として分配するファンドになります。
不動産系ファンドが数多くでき規模も急拡大してきましたが、2007年頃にサブプライムローン問題から始まったリーマン・ショックなど世界的金融危機の影響を受け、多くの不動産投資ファンド会社が倒産すると言う世界的な危機に発展したことも記憶に新しいです。

参考URL:https://www.mansiontoushi.com/yougoshu/yougoshu11/

 

ファンドオブファンズ

ファンドオブファンズとは一言でいうと「投資信託に投資する投資信託」の事で、ファンドに投資するファンドです。一般的には複数のファンド(投資信託)を組み合わせて分散投資をするものです。
分散することでリスクを減らせることと、それぞれのファンドの付加価値を統合することができます。

代表的なものとしてはライフスタイルファンド(ライフストラテジーファンド)」というものがあります。
ライフスタイルファンドは低リスク型(安定型)、中リスク型、高リスク型(成長型)といったように特定のリスクを取るように設計されたもので、高リスク型から低リスク型への資産配分の変化を時間(年齢)の経過と関連付けて、自動的に調整していくものになります。

参考URL:https://www.nomura.co.jp/terms/japan/hu/fof.html

 

商品ファンド

商品ファンドとは多数の個人投資家から集めた資金を一つにまとめて、貴金属・農産物・原油等の商品先物や、通貨・金利・債券等の金融先物など幅広い商品に運用会社が分散投資し(その他、原油・ガソリン・天然ガス等のエネルギーや、金・銀、または大豆・とうもろこしといった様々な商品)、その配当を投資家へ分配する実績配当型の金融商品をいいます。

一般的に商品ファンドは、「商品版の投資信託」とも言え、リスク度に応じて大きく3つの分類でき
①元本確保型(満期償還時に元本が確保されるように工夫されたファンド)
②一部元本確保型(満期償還時に確保される元本を一定割合とし、残りの資金を積極運用にあてるファンド)
③積極運用型(元本確保のために必要な制約やコストを極力少なくし、積極的に投資するファンド)

などがあります。
かつて、元本確保型が主流でしたが、昨今の超低金利の影響を受け、元本確保型の設定が難しくなったことから現在では、ほとんどが積極運用型となっています。

 

現物ファンド

新人グラビアアイドルに投資をする「アイドルファンド」、新たなラーメン店舗展開に投資する「ラーメンファンド」そして「競走馬ファンド」などなど事業ファンドと総称され、その投資対象が決まっていますが投資ファンド同様に複数の投資家かから資金を集め、現物やプロジェクト、コンテンツに投資を行い、事業によって得られた収益を分配するものです。

アイドルファンドの代表的な事例としては2003年に登場したジェット証券が挙げられます。
このジェット証券が初めてアイドルに投資することにより、そのアイドルのプロデュースに参加できるようになる、そしてそのアイドルが売れた場合にはその収益を還元するという形の投資商品であるアイドルファンドを売り出しました。

しかし、このジェット証券は2009年に消滅してしまいました。
その要因は、アイドルをプロデュースするという事業が採算性が非常に悪いためです。
才能をたくさん抱えている原石のような新人を抱える大手の芸能プロダクションでも抱えているタレントの大部分は事務所の持ち出しで赤字となっており、一部のブレイクしているタレントが営業で稼ぐ黒字によってその赤字を埋めるという形で何とか経営を保っています。

他のファンドに比べて、より投機的な要因が強いと言えるでしょう。

 

コンテンツファンド

コンテンツとは情報の内容の意味です。
具体的には映画、音楽、ゲーム、ソフト、知的財産等を指します。
現物ファンドに類似するファンドと言えるものになります。